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2006年02月10日
[ Books ] 「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」 梅田 望夫 (筑摩書房)
My Life Between Silicon Valley and Japanの梅田望夫氏による著作。CNETでのBlog時代から大変参考になる記事を読ませていただいており、発表以来待望だった一冊です。氏のBlogでは著名ブロガーと行った出版イベント時の対談ポッドキャストも公開されているのでこちらも是非。(といいつつ、実はまだ聞いてない)
何かが変わりつつあると人々が気づいたグーグル登場から、インターネットの「あちら側」で何が起こっていたのか。そしてネット社会がリアルの社会にどう影響力を与え、「浸食」していくのか。
CNET等に掲載された記事も含め、氏らしくグーグルを軸として展開。うーん、自分のグーグル感のほとんどはこの人が作っているような気もする…。
Web2.0と、そのワードであるロングテールやWisdom of Crowdsとかにも言及していて、ここ最近散らばりまくっていたWeb2.0を一度再確認するのにも有効的でした。
「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣のミッションなんだよね」
グーグルに勤める友人は私にこう言った。
これを聞くと、アドセンスを「広告をコンテンツに」とか、ましてや「結局広告か」ではなくて、「富の再分配」と位置づける意見はとても納得がいきます。先進国の人が支払った広告費が、アドセンスの収入で賃金が賄えるレベルの社会に再分配される。こういったところでもインターネットの「こちら側」への浸食は、確実に行われてくる、と。
インターネットによって既存メディアの権威は確実に崩れるのだけど、ネット世界に住んでいない=起きていることの重大性に気づいていない人が権威、という構造から、その変化は「ゆっくり」だという。(で、多分この本の有効的な使い方の一つが、その人たちに「読んでね」と渡すこと)
日本の大企業がモノづくりにはこんなに強いのに、インターネットのテクノロジーには出遅れている失望と、それでも「コンピュータの私有に感動した」ビル・ゲイツ、「パソコンの向こうの無限性に感動した」グーグルの次は、「インターネットや携帯電話を空気のように感じて育った」日本の今の少年少女になりうるんじゃないかという、予想というよりおそらく希望の部分とのコントラストが本書の一番のポイントなのかな。
でもweb2.0って、実はまだ大半の若者に対してもローカルルールのままなので、まずはそこからか。
投稿者 kou : 01:09 | Permalink
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