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2006年05月11日
[ Web ] アクセシビリティセミナー「HCIとしてのサーチエンジン」
毎日新聞主催のユニバーサロンアクセシビリティセミナー、「HCIとしてのサーチエンジン--グーグル、人にやさしい次世代の検索サービスとは?」というのに行ってきた。
Googleのアンジェラ・リー氏、ゼノン・リミテッド・パートナーズの神崎正英氏、国立情報学研究所の高野明彦氏の講演とパネルディスカッション。
プレゼン画面が映らないトラブルがあったり、アンジェラ氏の急な予定でパネルディスカッションが他2名の講演前に時間変更になったりと、イベント主催側の不手際がとーっても目立っていた気がするが、全体的には有益な情報が聞けたように思う。
結局、RDFにしてもなににしても、メタデータを人に如何に付けさせるか、という点に対する明確な解答はまだ無いようだ。
簡単に内容と感想。
--- 1. 「Googleの新たなサービス展開」 ---
Googleインターナショナル・プロダクトマネージャー アンジェラ・リー氏
「新たな~」というタイトルとは裏腹に、現在のサービスの説明が大半だったのが残念。
興味深いものとして、ギガピクセル写真の話。
ギガピクセル写真を見ると大量の情報が隠れていて、例えば拡大していくと人物が見つかったり建物のロゴの文字が見つかったりする。そういうものから情報を抽出するようなことを行おうとしているとのこと。
--- パネルディスカッション ---
残り2名の講演の前だったので構成がキツかった…。
Googleについて面白かった話を列挙。
・「どこまでやる」というStrategyはなく、自分自身がユーザとして欲しいものをSelfishに作る。GMailもともと社内で数年間使っていたもの。メーラでフォルダを大量に作ったりするのも、そもそもあらかじめ分類しておくことであとから探しやすくするため。また、容量がいっぱいになりそうだから消してくれ、というアナウンスが社内に流れ、それを消す作業するのももったいない。という流れから検索できて大容量なGMailが生まれた。
・Google社員がAdsenseで儲けたりは、特別な許可がないとできない。Adsenseに関わっている人間がやったりはダメ。
・GoogleMapはWebのクローリングだけでなく、グルメぴあのようなところからデータをもらっている。
・翻訳はボランティアが支えている。対応していない言語のページを表示する際に「この言語に翻訳してみませんか」というリンクが出てくる。翻訳する単位を小さくして細かい時間でもできるように、また他人が翻訳されたものを評価できるようにしている。
・どのリンクも同じ重み付けではない。トラックバック、リンク集、ゲストブック、記事、それぞれの中にあるリンクはすべて違う。spam対策のため詳しい話はできない。
・本の情報の検索は、著作権が切れたもの、明確な許可が得られるものに対して行う。
--- 2. 「メタデータを利用した検索サービスの可能性」 ---
ゼノン・リミテッド・パートナーズ代表 神崎正英氏
Webをコンピュータが読めるようにしましょう、のSemanticWeb入門。
RDFを検索するクエリ言語のSPARQLによるデモ等。
SPARQはW3C勧告候補まで行き、RDF関係で「使える」ものがでてきました、とのこと。
で、思うにRDFですが、Blog→RSSの流れを考えると結局はCMSやサービスによって、いかに簡単でモチベーション高くメタデータをつけさせるかが以下略。
・メタデータとオントロジーは人間が書かなきゃいけない
・でも手で書くのはめんどい
の往復運動はまだまだ続くみたい。
でも例えば文脈から機械的にRDFのようなものを付加できるようになるのだとしたら、それって検索時に同じように意味を見つけることもできるということになるので、RDFが必要かどうかってパフォーマンスの問題?あとはエレガントさ?…うーん。
きっと、メタデータをメタデータとして書かなきゃいけないことと、「旅行を検索したらエージェントが予約まで」の世界とのギャップみたいなのがSemanticWebに対して不信を抱かせる原因なのかな、と素人ながら(ここ重要)に思った。
--- 3. 「連想する検索サービス」 ---
国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター長 教授 高野明彦氏
自然文での検索や、再検索時に対話式に関連語を選ばせたり、など。
新書マップ、毎日新聞社の報道写真をデータベースにしたpictopicの紹介。
なんかどこかでお見かけしたことがあるような…と思ったら、学生時代に所属していた学会の先生でした。
パネルディスカッション中に以下のような話がありました。
・古本屋は実は専門分野がはっきりしていて、代々続いている店だと役に立たないものは捨てられたりと淘汰もされている。これらのアーカイブの利用を考えている。
投稿者 kou : 23:59 | Permalink
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