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2005年11月15日
[ Books ] 「年収360万円から資産1億3000万円を築く法」 吉川 英一 (ダイヤモンド社)
ホリエ効果もあいまって、個人投資家人口も爆発し、日経平均も久々の1万4000円台を突破。最近のビジネス本コーナーは株式投資の本であふれかえっております。
本書は、「銘柄個別板は売り煽りと買い煽りだらけ!」なヤフー掲示板のカリスマ吉川氏による、サラリーマン億万長者への手がかりです。
そもそも「○○が買い」とか「過去にこんなに利益が」的な経済誌や書籍は、それ自体が後出しじゃんけんであって実際の取引時にはほとんど意味ないいよなぁ…と思ってあまり参考にはしていないのですが、この本は株式投資を不動産管理(アパート経営)の為の資金作りとして解説している点が非常に面白かったので読んでみました。
<会社に頼らない人生を生きる>
転勤・制度変更などで会社に振り回されるのはごめんだ。
経済的自由を早く勝ち取ろう。
<儲かるのは低位・小型・仕手株>
上げ率の高い低位株、値動きの軽い小型株。
仕手株の「待ち伏せ投資法」。PERやPBRは気にせず、毎年上がっている株をリストアップ。
<金の成る不動産投資>
資金ができたら「紙の資産」はやめてアパート経営へ。
減価償却を利用し、キャッシュフローを増額。
毎月の家賃収入を増やして年収大幅アップ。
<アパートを手に入れる>
何より安く手に入れることが大事。競売や中古の利用、不動産屋、銀行と仲良く。
足で探せば不動産屋は掘り出し物ばかり。農地転用、水道引き込みで土地の価値を上げる。
取得後はアパート管理会社に委託。
<入居者をみつける>
外観のデザインが命。カードキー、光ファイバー、ロフトなどの設備も。
ペット可などターゲットをしぼってみる。女性向けなら特にセンスの良い名前を。
家賃相場を把握、敷金礼金無料などのキャンペーン。
低位・仕手株云々については、「投資というかギャンブルだなぁ」と感じるところもあるものの、後半のアパート経営の部分は、そのあまりにパワフルな行動力に脱帽。なにより自分自身で不動産経営とはどういったものかを知り、よい物件を見極めるだけの力を持つこと、何もしなくてもお金が入るアパート経営にたどりつくまでのその苦労こそが、この人の成功の秘訣なのでしょう。
投稿者 kou : 22:39 | Permalink
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2005年11月12日
[ Books ] 「人は見た目が9割」 竹内 一郎 (新潮社)
人に与える印象の93%を占めるという、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの入門書。筆者の劇作、マンガ原作の経験を元に、言葉ではなく演出が与える影響の大きさと活用法について解説。
<言葉は7%しか伝えない>
見た目、仕草などが55%、声質や大きさ・テンポが38%。
同じ内容を話していても差が出る。
まばたきの回数を減らすと演説の印象が良くなった。
<仕草による演出>
男性が足を大きく開いて座るのは自分を大きく見せたい表れ。反対に、足を開かせる演出をすると役者の気持ちも大きくなっていく。
<女性の嘘はばれにくい>
男は嘘をついた時、目をそらす。
逆に女性はじっと見つめて取り繕う。
<間の効果>
相手の注意を促す、想像力をかき立てる効果。
ライブでの「クイ」(一瞬、無音の間をおくこと)による一体感。
<相性の作り方>
「何たる偶然」
心理的距離を縮めるためのメソッド。
二人でお互いの共通点を探す。10個見つかったら「何たる偶然!」と叫ぶ。
<マナー>
マナーはノンバーバルコミュニケーションを意識し、計算されて作られている。
例えばお客より先にエレベータに乗ることは、安全を証明し、どちらが先に入るかの躊躇の時間を短縮する。さらにマナーがあらかじめ決まっていることによろ、相手を尊重しているというメッセージを伝える効果も。
マンガやドラマを見るときによく見る演出・表現が、言語以上に情報を伝えていることが良くわかります。全体的に、これをうまく使っていきましょうというHowToではなく、演出方法を中心にどういった非言語メッセージがあるかの解説にフォーカスした内容のように感じました。
投稿者 kou : 01:50 | Permalink
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2005年11月10日
[ Books ] 「雑談力」 武藤 清栄 東京メンタルヘルスアカデミー (明日香出版)
雑談もひとつの技術。とりとめない会話から、人との結びつきのステップアップをはかろう、といった本。
<雑談はプロセス志向的であり、目的志向的でない>
お父さんの「学校の勉強はどうなんだ」は目的志向。
枠にはまった答え方しかできない閉じた質問ではなく、開かれた質問から会話を広げよう。
<説教、分析、詰問はNG>
評価をするのではなく共感する。聞き上手になろう。
<自分の感情を伝える>
大事なのは台詞より気持ち。どう感じているかを素直に。
ほかにもうんちくを語るなら、事実だけではなく自分のエピソードや感想を加えて。
<話している相手の発するチャンネルに合わせる>
大人チャンネル:仕事や時事の話題
子供チャンネル:笑い話や無邪気な話、甘えたい時
親チャンネル:教えてあげようとする時
そもそもここまで考えながら話をしていたら、それは既に雑談ではないような気もするんだけど、言語コミュニケーションのNGを心にとめているどうかの違いっていうのは結構差となって出てくるところなのかも。肩の力を抜いて、無意識に心配りができるようになれれば素敵。
投稿者 kou : 23:21 | Permalink
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2005年09月03日
[ Books ] 「Debian GNU/Linux徹底入門第3版 Sarge対応」 武藤 健志 (翔泳社)
学生時代に、長年放置され続けたsolarisマシンにOpenOfficeをインストールしようとした時のこと。
#○○が足りません
「よし、○○を入れて…、と」
#○○を入れるには××が足りません
「んじゃ××を入れて…、と」
#××を入れるには△△が足りません
「……」
これを永遠と繰り返し、結局インストールできなかった経験によるトラウマ※によって
「嫌いな言葉は依存関係です」
と即答できるようになった自分にとっては、Debianのaptはまさに神のツールなのです。
ということで、Debian Projectの武藤氏によるDebian Ver3.1(Sarge)の解説本。書店に行ってもFedoraの本ばっかり。Woody時代にはDebianの解説本なんてろくに存在しなくて寂しい思いをしていたものですが、ついに決定版というべき本が!!
問題はちょっと高め(税込み5k超え)なところ。まぁ付属のフォント代だと思えば。
インストールからかなり詳しく(Knoppixでパーティション切るとこまで)解説してるので、これを読めば初心者でも簡単にDebian環境が構築可能に。「なんとなく」で設定するって非常に敷居が高いので、こういった細部まで詳しく解説してくれる本はとても嬉しいところです。これでさらにDebianユーザが増えるといいね。
※そうえいばトゥロウマとか書くと格好いいらしい。某サッカー雑誌のトゥルシエみたいなもんですか?
投稿者 kou : 23:59 | Permalink
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2005年08月23日
[ Books ] 「進化しすぎた脳」 池谷 裕二 (朝日出版社)
マイブームは「脳」。ということで読んでみました。学生相手の脳についての講義記録なので大変分かりやすいです。内容は専門的かつ最先端。
「コンピュータと人間との違いは何か」という命題に対し、「身体が脳を支配する」という観点での解を与えているのがとても印象的。コンピュータのソフトウェアとハードウェアのそれとは異なり、人間の脳は自己組織的に成り立っている。つまり、まず右の人差し指があって、そしてそれに対応した脳の地図が出来上がる。過剰に進化しすぎた脳にとっては、身体や周囲の環境がボトルネックになっているんだとか。
また、人間の記憶の曖昧さは実はとても高等なもので、ものごとを抽象化し応用のきく情報へと「汎化」を行っているとのこと。シナプスの仕組みによって発生するファジーさこそが人間の思考力をこれほどまでに高めているということに驚く。脳ってすげぇ。
ラジコンネズミ(脳に電極を刺してる…!!)とか、無意識と意識、アルツハイマーの仕組みなど、すごく不思議に思っていてもなかなか専門的な研究を耳にすることがなかった脳という分野に対する入門書として、とても最適な一冊です。
最近読んでいる本は大手ブログサイト様で推薦されてるものが多いのですが、さすがにハズレがありません。
投稿者 kou : 23:36 | Permalink
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2005年08月11日
[ Books ] 「有限と微小のパン」 森 博嗣 (講談社)
ようやくS&Mシリーズ全10巻を読破。理系の為のミステリィ。
ああもう何も言うまい、文句なしに好きです。
毎日電車の中とかの細々とした時間を見つけては読んでいました。そういえば社会人になるまで本を毎日少しずつ読む、という行為をするなんて有り得なかったなぁ。
「ハマる→最後まで→朝」だったパターンが、「ハマる→最後まで…読んだらヤバい(次の日が)→寝る」にシフトしたことが、否応にも時の流れを感じさせます。
投稿者 kou : 23:49 | Permalink
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2005年08月01日
[ Books ] 「図解 哲学のことが面白いほどわかる本」 浜田 正 (中経出版)
いわゆる高校倫理の教科書をもうちょっと砕き、分かりやすいように図解とメタ情報で補足解説を加えたような哲学の入門書です。
哲学とか宗教学のような、人類の発想の歴史、想像も出来ないような世界に生きた人がどんな思考のプロセスを持っていたのか、というテーマは昔から好きで、そういえばセンター試験の社会の選択科目も倫理でした。(ひどい文章だな)
それに加え、本書も含め哲学の教科書というのは、「」(かぎかっこ)の多さこそがアイデンティティのようであり、
「哲学用語って何かこう、格好いい」
という、一種のゲンガクテキな語句に対する妙な憧れがあった自分には、非常に魅力的な教科だったのでした。
倫理といったら「アガペー」くらいしか覚えてねぇ、みたいな人も、時間を経てからその世界をもう一度振り返ってみると新たな発見があるかもしれません。
投稿者 kou : 23:55 | Permalink
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2005年07月29日
[ Books ] 「一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法」 熊谷 正寿 (かんき出版)
学生時代に読んだんだけど、良い本なので紹介。GMO代表の熊谷氏による成功の為の手帳術。最近手帳関係の本を書きまくっているみたいで、本屋に行くと氏の著書が多数見つかります。
目標は常に自分が意識できるようにしておかなくてはならないこと、短期・長期のプランを立てることが達成のために必要であることなどに基づき、手帳を夢を叶えるためのツールとして位置づけ、夢・行動・思考の3種類の手帳によってそのプロセスを描き実現していくための方法が説かれます。
手帳の使い方はもとより、成功の為の戦略の立て方、常に目標を数値化して行動すること、組織や社員の作り方、本の読み方・使い方など、熊谷氏の恐ろしいまでの効率の探求と仕事への情熱に、とても刺激を受けた一冊でした。(GMOの世間での評判云々は置いといて)すごいよ。
投稿者 kou : 23:40 | Permalink
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2005年07月27日
[ Books ] 「心をつかむ技術」 カート・モーテンセン 訳:弓場 隆 (ディスカヴァー21)
人が成功するのに必要な「相手を説得する」「相手に影響をおよぼす」「相手のモチベーションを高める」ための技術についての10の技術を紹介。
統計によると人々の決定の90%は感情によって。そして残りは論理によって自分自身を納得させることでなされるとか。成功に真に必要なのは優れた能力よりも、人の心をつかむ技術ですよ、とのこと。
日々の生活での他人との上手な付き合い方もそうですが、いかにして顧客にYESと言ってもらうか、という営業成績を上げるためのテクニックであったり、プラシーボ等の心理学的な統計結果によるマーケティングテクニックであったりと、ビジネスの要素をとても多く含んでいる本です。そういった仕事をする人には必須で、それ以外の全ての成功したい人も、著者の言う通り身につけておくべき技術であることは間違いないでしょう。
読後に、これを電車の中で読んでる人を2回見ました。売れてます。
投稿者 kou : 22:54 | Permalink
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2005年07月26日
[ Books ] 「マーケティング実践講座」 須藤 実和 (ダイヤモンド社)
「技術だけでなく営業や経営の分かる技術者になりましょう」、がリピートされる新入社員研修を経て、ひょっとして自分には必要栄養素が全く足りてないんじゃなかろうか、という不安が植え付けられたため読んでみた。
マーケティングとは何か、というの全体像の把握から始まり、戦略のたて方の流れや教科書に書いてあるような各分析手法や理論を詳しく説明し、後半はサントリーか実際にとった「DAKARA」のマーケティング戦略に大きくページを割いて、実践的手法について解説。
基礎となる部分を、実際の商品のとった戦略を用いて分かりやすく説明しているため「マーケティング?アンケートとか?」くらいの認識だった自分でも、とても自然にマーケティング理論を吸収することができた。
「顧客を魅了する」ためには何をするべきかを常に意識して仕事したいものだ、とか綺麗にまとめてみる。



気づけば5月

